ブレン「ちぇっ、バレバレにバレてるじゃん」
チェイス「随分と変わった招待状だけど」
クリプス「秘密を守るためだ。そのコードを解読して指定した時間と場所に遅れずに来てほしい。遅刻は許せないタチなものでね」
ビッキー「あ~、で、今の2人はどのカテゴリーに入れたらいい?危険人物?変人?それとも極悪人?」
ブレン「物は考えようさ。行けばタダでお茶が飲めるんだよ」
チェイス「言っとくけど俺お茶は大嫌いなんだ!」
ノア「気を落とさないで。コーヒーもあるかもしれない」
チェイス「最高だ」
ノア「うん。バスの乗り心地も素晴らしかった」
親父「だが野心的な人物を信頼するのは危険だと私は経験から学んでいる」
チェイス「あまりラッキーじゃないかも。もしかして不味い店入っちゃった?」
チェイス「とんこつラーメンひとつ」
ノア「僕はチャーシュー抜き」
ビッキー「私は味噌ね」
ブレン「ぼく醤油」
ラーメン屋「はい醤油一丁あがり」
ブレン「えっ、もう?!」
ブレン「僕のせいじゃないんだ、ぴゅぴゅ~のピュ~って飛んできちゃって」
アッシュ「余計なことはするな!」
アッシュ「観光客らしいな。この町で長生きしたかったら負ける喧嘩は売らないほうがいいぜ」
チェイス「心配してもらう必要はないな」
アッシュ「今回だけは見逃してやるよおのぼりさん!今のうちにとっととここから出ていきな!」
ビッキー「ちょっと!誰がおのぼりさんだって?」
アッシュ「特別に教えてやる。これはイカれたオッサンからいただいたのさ。モンスターがどうとか、運命が何だとかって、ブツブツ呟いてたぜ」
ブレン「それって!チェイスのお父さんのことじゃない?イカれたおっさんってのはちょっとどうかと思うけど…うーん。あ、でも考えてみれば確かに変わったオッサンかもしれない」
ビッキー「あなた自分に相当自信があるのね」
アッシュ「プリンセス、ここには二種類の生き方しかない。やるか、やられるかだ」
ビッキー「プリンセス?!馬鹿にしないで!」
アッシュ「育ちの悪いお姫様だな!」
チェイス「俺の友達から手を離せ。今、すぐに!」
ブレン「あー!ラーメン屋が!お勘定まだ払ってないよ」
ビッキー「そんなことより!あいつ結構強い!なかなかやるわね」
アッシュ「ここをどこだと思ってる!ローランズのバトルをなめるなよ…片目を開けて寝るんだな!お前に必ず復讐してやる。覚えてろよ!」
チェイス「ほんと。おとなしくしててもトラブルのほうからやって来る」
ブレン「ぴったりこの場所に午後3時27分だ」
チェイス「でもさ~どう見ても何も あっ」
チェイス「クリプス博士!招待状通りに来たよ」
クリプス「お茶はいかがかな?」
チェイス「楽しくお茶を飲みに来たんじゃない…それより親父の 待った!それクッキー?うわはは!んん、失礼……(モグモグ)……ところで親父の居場所は?」
クリプス「アッシュ。役立たずのゴロツキだ」
チェイス「やぁみんな!まずは悪い知らせがある。悪魔と取引してきた。良い知らせはみんなが楽しめる内容ってことかな」
チェイス「よく言うじゃないか。自分の敵のそのまた敵は味方だって」
ノア「だがこんな言葉もある。敵のそのまた敵は単なる敵にすぎない」
アッシュ「クリプス!最低の虫けらめ!」
ブレン「一体何なのあれは?!」
ビッキー「地獄の番人ね。爪もそれっぽい」
アッシュ「名前を覚えるのは苦手でね。写真はあるか?」
チェイス「こんなの、間違ってる!フェアじゃない!」
ブレン「3体1なのに、ボロボロの負け負けだよ!」
アッシュ「ほんと初心者だな。誰が倒せって言ったよ。あそこから突き落とすんだよ!」
ビッキー「いいアイデアね!まかせといて!」
ノア「僕も忘れないでもらいたいな。ここはまかせて!」
クリプス「チェイス。この戦いでどちらにつくか決めたようだな。だが、お前が選んだのは負ける側だ」
チェイス「あんたがいなければ、俺はどっち側でも構わないさ」
チェイス「すまなかったアッシュ。でも結構やるじゃないか。見直したぜ。てことで、仲直りといこうか。アミーゴ?」
ブレン「でもせいせいした。これでもう二度とあの生意気な顔見なくてすむもんね」
ノア「あいにくだけどそれは無理だよ、またすぐに会うはずだ」
ビッキー「いやだ!絶対無理!信じない!そんなの不可能!」
ノア「砂漠の追跡と、伝説の遺跡で、再会の奇跡」
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